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西堀榮三郎さんが作ったプログラムが見てみたい!

本日お越しくださった来館者に、かつて西堀榮三郎さんに
プログラミングを指導された方がいらっしゃいました。

西堀さんは誰もが認める新しもの好きで、
ファクシミリや計算機などの機械類にかなりハマッテいたようですが、
『チョンチョンおじさん』というあだ名を得るくらい、
パソコン操作もオテノモノだったという逸話が残っています。

「西堀さんだったら、きっとソフトの開発にも興味をもっていたに違いない」
と、あくまでも仮説の域ではありましたが、それを体験活動に置き換えるため、
4年前から科学探検隊ココロボ(自律型ロボットのプログラミング教室)を
始めています。

でも時々、何で探検の殿堂でロボットなの? それもプログラムがメイン?
と聞かれることがあって、そういう場合には、マコトシヤカな言い訳をすることもありました。

ところが、どっこい!
やっぱり西堀さんは、ちゃ~んとプログラミングをしていたんです。

「どんなプログラムを設計してたんですか?」

つくばの博覧会をご記憶の方も多いかと思います。
「人間・居住・環境と科学技術(Dwellings and Surroundings -
Science and Techonology for Man at Home)」がテーマだった
博覧会ですが、ネパール展をサポートしたのが西堀さんで、
「こんにちは」などの簡単な挨拶を日本語で入力すると、
ネパール語に翻訳されてネパール文字が印刷されて出てくるという
プログラムを組んだそうです。
そして、それらのプログラミングをご指導されたのが、本日のお客様だったわけです。

「西堀先生は大変熱心な方で、お正月に自宅でくつろいでいたら、
誰から聞いたのか自宅にまで電話してこられて、“ちょっと、これなんだけど・・・”
って具合でした(笑) わからくなると、すぐに連絡してこられるんです」

今だったら、その程度のプログラムであれば、できても珍しくないかもしれませんが、
1985年と言えば、西堀さんはとっくに80歳を超えている年です。
そんな高齢の“オジイチャン”が、パソコンでプログラミングしてたんですよ!
しかも、指導いただきながらって、新しいことに挑戦してたってことじゃないですか。

流石です。西堀さんの新しもの好きと意欲には脱帽、です。

by tanken-n | 2009-11-01 16:58 | つぶやき