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ご冥福をお祈りします

すみかわです。
50年も続いた南極観測には欠かすことのできない男、
南極に関係した誰もがそれを認めるドンである
村山雅美氏が亡くなられました
偶然にも、探検の殿堂で講演会を開催した11月5日の夕方のことです。
一つの時代が終わったと感じました。
南極の新たな時代を引っ張っていくのは誰でしょう?

今は、南極といえども50年前の熱狂・国民的な関心はありませんが、
地球上で唯一「国境のない大陸」です。
村山氏の意思を引き継ぎ、そして新たな時代を切り拓いていくために、
南極へは行ったことがない私でも、何かすべきことがあるはずだと思ったりします。
とか偉そうに書きましたが、今の私が望むのは、本当に単純で、
「南極に何があるのか? 南極で私は何を想うのか?」
ということを、西堀流に言えば、「肌で感じてみたい」ということです。
そして、自分自身が感じたことを、探検の殿堂という職場を通じて、
子どもたちに伝えたいと思ったりします。

これまで、延べ2,000人の観測隊員が、南極を目指しました。
隊員を南極まで運んだ観測船の乗組員を含めると1万人以上の人間が、
南極へ行ったことになります。
それでも、南極の全てはわかっていないし、
南極が、少なくとも今現在の日本国内ではあまり知られていません。
だから、村山氏もまだまだやりたいことを残しているかも・・・と思います。

村山雅美氏のご冥福をお祈りいたします。

by tanken-n | 2006-11-07 09:39